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特集1 企業開示と対話の行方


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対話を通じて「見えない価値」を「見える化」する

機関投資家と企業の望ましい関係の在り方が、今改めて問われている。
長期投資家は、スチュワードシップ責任をどのように捉え、企業や株式市場とどのように向き合い、企業との対話を通じて何を見ているのだろうか。その視点に迫った。

渋澤 健

コモンズ投信株式会社 取締役会長

Profile
1983年テキサス大学BS Chemical Engineering卒業。1987年UCLA大学MBA経営大学院卒業。日本国際交流センター入社後、ファースト・ボストン証券会社(NY)、JPモルガン銀行(東京)、JPモルガン証券会社(東京)、1994年ゴールドマン・サックス証券会社(東京)、ムーア・キャピタル・マネジメント(NY)を経て、2001年シブサワ・アンド・カンパニーを創業。2007年コモンズ(現コモンズ投信)を創業。

企業価値の過去の成果は数値化できるが、企業の持続的な価値創造の源泉そのものの数値化は困難である。ただ企業の持続的な価値創造が長期的な株価上昇へつながるので、「見えない価値」の見える化に努めることは長期投資の要である。

弊社が長期投資の「コモンズ30ファンド」に投資先企業を組み入れる際には、【収益力】【競争力】【経営力】【対話力】、そして【企業文化】という5つの視点から企業価値を分析している